めまい・ふらつきを食べて改善!主な原因(腎)の不足を薬膳料理で改善

薬膳とは、体が必要としているものを食べて補うこと

めまいは、漢字で眩暈と書きますが、中医学では「眩」とは目が眩むことを言い、「暈」とは頭がふらつくことを指します。つまり、この2つの症状は同時に現れやすいので、「眩暈」となったと言われています。

めまい・ふらつきが重くなると、吐き気がしたり、実際に嘔吐してしまう場合も見られます。やはり病院での診察を受けるべきだと思いますが、治療を受けながらさらに改善を助ける、あるいは病院に行くほどではないけれど、毎日の工夫でめまい・ふらつきを起こさないようにしたいなら、薬膳を試してはいかがでしょうか。

薬膳の基本は、「今体に必要としているものを食べて、不調を整える」こと。そしてめまい・ふらつきが起こる人の体質、体調の中医学のタイプで考えますと腎精不足(生殖や水分代謝、若さとともに生命の源をつかさどる臓腑である「腎」に蓄えられた精の不足)や気血両虚(胃腸の消化吸収力が弱かったり気血が消耗して、頭に栄養が届かない状態)が多く見られます。または、肝陽上亢(過剰なストレスなどで、五臓の一つ”肝”の気のバランスが乱れる)によってもめまい・ふらつきは起こります。

こういった問題点を解決する薬膳食材ですが、まず長芋は、加齢によって消耗していく”腎”の機能をサポートし、気力を増やす食材。クラクラするようなめまいや、足元のふらつき、腰のだるさにも効果的です。そして、あさりを加えることで、血液を補い、体内にたまった余分な熱を冷ましたり、精神を安定させて、めまい・ふらつきを改善します。

この2つの薬膳食材を同時に美味しく食べられるのが【長いも薬膳チャウダー】です。やさしい味ですから、汁物として和食の食卓にもよく合います。

1日1回、食事時に。3〜4日で体力が回復し始める

虚弱体質で胃腸の機能がとくに弱かったり、疲れやすいタイプは、大豆やしいたけを加えたり、ほてりやのぼせもある場合は、高ぶった気持ちをしずめてくれるセロリやゆり根を、足腰の冷えがある場合は海老をプラスすると、さらに効果的です。

Author: freelance

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