めまいは頭を動かした時に発生しやすくなります。体の平行機能を鍛えるには、頭や体を動かす体操が効果的です。多少の不快感を伴うので、無理をせず少しずつ慣らしながら行いましょう。
頭を動かす
頭の位置を変えることで起こる、不快感を減らす。目を開けて行う。最初は5回から始め、慣れてきたら回数を増やす。
各5〜30回
立ったまま体を動かす
頭や体の働きに合わせて、バランスを保てるようにする。目を開けておくなう。徐々に回数を増やす。
姿勢を変える
血圧の調整機能を高め、頭や体の動きに合わせてバランスを保てるようにする。目を開けて行う。慣れてきたら徐々に回数を増やす。
1.椅子を座る・立つを繰り返す
2.寝る、上半身を起こす、を繰り返す
3.寝返りをうつ
各5~30回
足踏みをする
体の動きに合わせてバランスを保つ。体にふらつきが残っている場合は、誰かに付き添ってもらう。目を開けた状態と閉じた状態で行う。
立つ
さまざまな立ち方でバランスを保つ。目を開けた状態と閉じた状態でおこなう。手すりなどの近くでおこない、転びそうになったらつかまる。
1.両足を左右にそろえて立つ
2.足を前後に並べて立つ。足の位置を入れ替えて立つ
3.片方の足だけで立つ。反対側の足だけで立つ
※開眼・閉眼、各10~30秒
注意!
目を閉じて行う体操は、必ず誰かに付き添ってもらっておこなう。転びそうになったら、すぐに目を開けて支えにつかまる。
歩く
歩きながらバランスを保つ。目を開けておこなう。最初はできる範囲で慣れてきたら、距離や階数を増やす。
日常生活ではめまいを起こす動作は避けよう
体操では首を反らせる・うつ・むく・ひねる動作や立ち上がる動作など、あえてめまいを起こす動作をします。しかし日常生活では転倒などを防ぐために、これらの動作を避けましょう。例えばゆっくり動くなどの動作でめまいを起こりにくくできます。