サイバーステップ、第39回、第40回新株予約権の行使価額を引き下げ…株価低迷で権利行使が進まず、調達金額は想定下回る見通し

サイバーステップ、第39回、第40回新株予約権の行使価額を引き下げ…株価低迷で権利行使が進まず、調達金額は想定下回る見通し

サイバーステップは、この日(3月28日)、DIC投資事業組合を割当先とする第39回、第40回新株予約権の行使価額を引き下げると発表した。従来は第39回の行使価額が400円、第40回が500円としていたが、行使価額は修正日の前取引日の終値(306円)の90%に相当する額にするという。これで計算すると、275円前後になるようだ(修正価額の下限は204円)。
同社グループは、「オンラインクレーンゲーム・トレバ」の拡大を中心に事業の成長と収益性の改善・強化へ注力してきたものの、競合他社によるオンラインクレーンゲームアプリへの新規参入が相次いだことに起因して、今もなお継続的な競争環境の激化による影響により、グループ業績は想定していたほど回復していない。
このような背景のもと、新株予約権を発行した2023年11月6日以降、業績低迷を背景にした株価低迷により、權利行使が進んでおらず、資金調達ができていない。このままでは「トレバ」の中国展開に支障が出るとし、株価水準を適切に本新株予約権の行使価額に反映することで、權利行使を促進し、機動的な資金調達を実現したい、としている。
なお、新株予約権の行使により想定していた調達資金の額が減少する場合においては、当初の資金使途におけるオンラインクレーンゲームの中国市場への展開に係る費用、新規タイトル及び既存タイトルの開発費用の順で優先的に充当していく考えだ。
Source: Social Game Info
サイバーステップ、第39回、第40回新株予約権の行使価額を引き下げ…株価低迷で権利行使が進まず、調達金額は想定下回る見通し

Author: freelance