カプコン、22年3月期における研究開発投資は17.7%増の298億円…『バイオ ヴィレッジ』『モンハンストーリーズ2』『モンハンライズ』など開発

カプコン、22年3月期における研究開発投資は17.7%増の298億円…『バイオ ヴィレッジ』『モンハンストーリーズ2』『モンハンライズ』など開発

カプコンの2022年3月期における研究開発投資は、前の期比で17.7%増の298億6200万円だった。一般管理費に含まれる研究開発費は同28.4%増の18億7700万円だった。同社では、時代の変化や価値観の変化を先取りし、市場のニーズに合った新商品を開発することが同社の根幹事業であると認識し、研究開発に重点をおいているという。研究開発活動は、デジタルコンテンツ事業とアミューズメント機器事業で行っており、研究開発要員は2369名、従業員の73.9%だった。セグメント別の状況は以下のとおり。
■デジタルコンテンツ事業研究開発投資額は同16.9%増の286億7300万円で、一般管理費に含まれる研究開発費は同29.3%増の18億0100万円だった。
自社開発エンジンRE ENGINEの活用で次世代機の機能を最大限に引き出し、フォトリアルな映像表現を実現した『バイオハザード ヴィレッジ』、モンスターハンターの世界観をベースにしたRPGシリーズの第2作目となる『モンスターハンターストーリーズ2~破滅の翼~』、逆転裁判のスピンオフ作品として人気を博した大逆転裁判シリーズに大幅なグラフィックの向上と追加要素を盛り込んだ『大逆転裁判1&2』を開発した。
また、パソコン向けタイトルでは、昨年度Nintendo Switch向けタイトルとして発売し、日本ゲーム大賞2021において大賞を受賞した『モンスターハンターライズ』において、高精細な4K解像度やウルトラワイドディスプレイの対応、ボイスチャット機能の実装を追加し開発した。
モバイルコンテンツ市場向けタイトルでは、運営サービスを行っている『ロックマンX DiVE』、『スヌーピードロップス』等の既存タイトルに対して、追加コンテンツの継続開発を行い、投入した。当事業に係る
■アミューズメント機器事業研究開発投資額は同39.7%増の11億8900万円で、一般管理費に含まれる研究開発費は同10.3%増の7500万円だった。
外部タイトルを採用した『百花繚乱 サムライガールズ』、同社のヒットコンテンツ『モンスターハンター:ワールド 黄金狩猟』、ユニバーサルエンターテインメントとの業務提携第二弾『デビル メイ クライ5』3機種のパチスロ遊技機開発を行い、販売した。また、前年度に販売した『バイオハザード7レジデント イービル』が高稼働実績を残し、追加販売を行った。

 
Source: Social Game Info
カプコン、22年3月期における研究開発投資は17.7%増の298億円…『バイオ ヴィレッジ』『モンハンストーリーズ2』『モンハンライズ』など開発

Author: freelance